Whisky On The Rocks
   
辛さ/5 | 強さ/強い

ウイスキー 45 ml

ロックグラスに氷を入れる。その上からウイスキーを注ぐ。

 日本ではベースを指定せずに「オン・ザ・ロック」といえばウイスキーが一般的だが外国ではウイスキー以外の蒸留酒も多く、ジンを使えば「ジン・オン・ザ・ロック」となる。
 このカクテルが日本に上陸したのは昭和29年頃。当時のウイスキーの飲み方はハイボールかストレートが主流で、バーではこれを注文されるとはじめの頃はどのグラスを使って良いのか迷った。次第に人気もストレートからロックに移り、グラスもロックグラスに落ち着いてきた、といういきさつがあった。
 また、オン・ザ・ロックという名は直訳すれば氷の上から〜という風になるのでレシピ通り、氷の上からお酒を注ぐのだがそれだと入れすぎてしまう事もあるのでお酒を入れてから氷を入れる所もある。


Whisky Mist
   
辛さ/5 | 強さ/普通

ウイスキー 45 ml
クラッシュドアイス 1 cup

ロックグラスにクラッシュドアイスを入れてウイスキーを注ぎ、軽くステア。

 年齢層に関係なく辛口好みの人がオーダーするのがこれ。
 霧の意味を持つミストとは細かく砕いた氷の中にお酒を入れた飲み物のこと。似たものにフローズンスタイルがあるがそちらは氷をシャーベット状にして全体を強く冷やしたスタイル。ミストカクテルの作り方はこれ以外にシェーカーできつくシェークしてその砕いた氷と一緒にグラスに注ぐスタイルもある。お酒の種類を指定したい時はバーボン・ミストとかスコッチ・ミストという風にオーダーする。


Old Fashioned
   
辛さ/2 | 強さ/強い

ウイスキー 45 ml
アロマチックビターズ 2 dashes
角砂糖 1
厚めのオレンジスライス 1
厚めのレモンスライス 1
厚めのライムスライス 1

ロックグラスに角砂糖を入れ、その上からビターズを注ぎ、染み込ませる。ウイスキーを注ぎ、3種類のスライスを入れる。

 アメリカケンタッキー州にルイビルというダービーで有名な街がある。そこには競馬ファンがよく行く「ペンデニス・クラブ」という酒場があり、バーテンダーが常連客の為に考え出されたカクテルである。
 だからマティーニと同じようにかなり古くから存在しているのでこれもスタイルにこだわる客が多い。例えば角砂糖でなくパウダーシュガーを使う、とかウイスキーは絶対にライウイスキーに限るとか・・・。まぁ、実のところ、この中に入っているスライスや角砂糖はマドラーで潰しながら自分の好みの甘さや酸味を出しながら、と自分で作っていくカクテルだから自分の好きなスタイルで飲むのが一番良いだろう。
 また、ベースをウイスキーからジンやラム、ブランデーに代える事もでき、その時は例えばジン・オールド・ファッションドといったりする。


Banana Bird
   
辛さ/2 | 強さ/普通

バーボンウイスキー 30 ml
クレームドバナナ 2 tsp
生クリーム 30 ml
ホワイトキュラソー 2 tsp

材料をシェーカーに入れてシェークする。その後ロックグラスに注ぐ。

 香りが強く、使いこなすのが難しいバナナリキュールを見事に使いこなした一品。個性の強いバナナリキュールとバーボンウイスキーを生クリームが旨く丸め込んでいる。
 ただ、アルコール分そのものは普通と書いてあるが、バーボンウイスキーが約40%、バナナリキュールは(メーカーによって違うが)25%ぐらいある(私に家にあるリキュールはクリーム分が強いのでその半分しかないが^^;)。だから気を付けないと何時の間にか酔いが回っているという事になり兼ねない。


C4
   
辛さ/3 | 強さ/普通

カナディアンクラブ 45 ml
CCレモン 適量

材料をタンブラーに注いでステアする。

 はじめこのカクテルのレシピと名前を見てなんとふざけた事をしているのだ?と思ったのだがCCレモンと混ぜた事によって炭酸割りとも違う摩訶不思議な味が楽しめる。
 カナディアンクラブ(Canadian Club)は普通、C.C.と略されるのでそれとCCレモンでCが4つか・・・^^;


Whisky Float
   
辛さ/5 | 強さ/やや弱い

ウイスキー 45 ml
ミネラルウォーター 適量

ミネラルウォーターを入れたタンブラーに上からウイスキーを静かにフロートさせる。

 水とウイスキーの比重の違いを利用したカクテル。
 静かに入れないと水と混ざってしまって単なる水割りとなってしまうので注ぐ時には最新の注意を必要とするがそれほど難しい事ではない。水の比重が1に対してウイスキーの主成分である、エチルアルコールの比重は0.792。だから水の上に浮く。
 見た目にも楽しいカクテルであるので飲む時もこの形を崩さない様に飲みたいものだ。飲んでいくと始めはウイスキーのストレート、水との境目では口の中で水と混ぜて水割り、最後はチェイサーで・・・となっていく。うまく飲める自信が無ければストローを頼めば良い。


Cowboy
   
辛さ/2 | 強さ/弱い

バーボンウイスキー 45 ml
ミルク 適量

ウィスキーにミルクを混ぜるだけ。

 ミルク割りのルーツはここから始まったといってもおかしくない。あまりお酒が飲めない人の為に作られた。そしてその後、いろいろなリキュールが登場してミルク割りというのが様々出てきたのだ。


California Lemonade
   
辛さ/3 | 強さ/普通

ウイスキー 45 ml
レモンジュース 20 ml
ライムジュース 10 ml
グレナデンシロップ 1 tsp
砂糖 1 tsp
ソーダ 適量

 上5つをシェーカーに入れてシェークした後、タンブラーに注ぎ、ソーダを注ぐ。

 グレナデンシロップで綺麗な色が出ているカクテル。カリフォルニアのような乾いた空気の中で飲んでみたいものであり、それほど口当たりが良いのである。


Frencis Arbart
   
辛さ/5 | 強さ/強い

タンカレー・ドライ・ジン 45 ml
ワイルドターキー(ウイスキー) 45 ml

  タンカレーとターキーをグラスに直接注ぎ、ステアする。

 これをカクテルと言って良いものか少し迷ってしまうほどである。レシピを見れば分かるように単なるスピリッツのちゃんぽんである。基本的にはジンとウイスキーを混ぜれば良いのだがその中でも上2つの銘柄で作ると非常においしいお酒になる。
 作り方もバーによって全く違い、これにミネラルウオーターを加えて水割りにする所、ミキシンググラスでステアしてカクテルグラスで出す所もある。ここではロックグラスでオンザロックスタイルにしているがこうすればのんびり飲めるし、氷が溶けてきてアルコールが少し薄まってくるので時間が経つとのみ易くなってくるというメリット(?)がある。



Hole in one
   
辛さ/3 | 強さ/やや強め

ウイスキー 2/3
ドライベルモット 2/3
レモンジュース 2 dashes
オレンジジュース 1 dash

 シェーカーに材料を入れてシェーク後、カクテルグラスに入れる。

 ホールインワン。ゴルファーなら一度はやってみたいだろう。そんな願いを込めてこのカクテルを飲んでみては?
これはドライマンハッタンのアレンジカクテルである。


Ward Eight
   
辛さ/2 | 強さ/やや弱い

カナディアンウィスキー 1/2
レモンジュース 1/4
オレンジジュース 1/4
グレナデンシロップ 2 dashes

上の材料をシェーカーに入れ、シェーク。その後、カクテルグラスに注ぐ。

 ワードエイトとは8区のことで米国のボストンが8つの区に別れた時に生まれたカクテル。だからカクテルに使うウイスキーもライか、カナディアンを使った方が雰囲気が出る。やや甘目でさっぱりとした後味がうけている。



New York
   
辛さ/3 | 強さ/普通

バーボンウイスキー 45 ml
ライムジュース 1/2 個分
グレナデンシロップ 1/2 tsp
オレンジピール 1

上3つの材料をシェーカーに入れてシェーク、カクテルグラスに入れてオレンジピールを振り掛ける。

 地名の付いたカクテルはそれ一つでジャンルが完成するほどたくさんある。その中でもっとも人気があり、最も良く飲まれているのがこれ。アメリカンスタイルのカクテルなので本当ならばライウイスキーを使いたいが、バーボンで代用は出来る。


Whisky&Soda
   
辛さ/5 | 強さ/やや弱い

ウイスキー 45 ml
ソーダ 適量

 

 かつては「ハイボール」という名で一世を風靡したカクテルである。しかしまた人気を取り戻しつつあり、東京には「ハイボール」という名のショットバーもあるくらいだ。なお、これに使うカクテルは主にアメリカンウイスキーを使用し、スコッチウイスキーをあまり使わない。


whisky&back
   
辛さ/3 | 強さ/やや弱め

ウイスキー 45 ml
ジンジャービアー 適量
ライムスライス 1

タンブラーに材料を入れて軽くステア

 バックとは蒸留酒をジンジャービアーで割るのだが一番知られているのはやはりジンバックである。そのバリエーションがこれ。ジンジャービアーはなかなか手に入りにくいのでジンジャーエールで代用することも可能。ライムが味を引き締めてくれる。


Coke High
   
辛さ/2 | 強さ/やや弱い

ウイスキー 45 ml
コーラ 適量

材料をタンブラーに注いで軽くステアする。

 なんでも、日本で初めてのレディーキラーカクテルと呼ばれていたらしい。そこからスクリュードライバー、カルアミルク、モスコミュールと次々に変わり、今はルシアン。女性は男性の薦めてくるカクテルにはどんな物でも「一応」注意しておいたがいいかもしれない。


God Father
   
辛さ/1 | 強さ/強い

アマレット 15 ml
ウイスキー 45 ml

材料をロックグラスに入れ、ステアする。

 フランシスコッポラ監督の有名な映画、『ゴッド・ファーザー』と同名のカクテル。あんずの実をを潰して作ったアマレットが味を決める。また、ウイスキーはスコッチを使う事が多い。